幟町エリア、中区の橋本町にあるビストロフレンチ。
セットバックになったビルの一階に入っていて、テーブル席、カウンター席合わせて10〜11席の可愛らしい店舗。
ランチ、ディナーの営業をしていて、ランチはコース料理のみ。
西区の某金賞シェフのもとで経験を積み、2018年にオープン。
オーセンティックなフランス料理に、美しい盛り付け、料理のバリエーションが豊富で、何度行っても飽きることがありません。
ランチコースは、前菜、スープ、メイン、デザート、パン、コーヒーor紅茶で3000円。ワンドリンク制となります。
ディナーはコースの他、アラカルトメニューもあり。
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スタッフ訪問レビュー
2022/8/15
中区橋本町。お店は住宅の入る建物の一階に入っています。セットバックの作りになっていて、道からは手書きのメニュー看板が出ているのが目印です。
カウンターに3席、2人掛けのテーブルが2卓、4人掛けテーブルが1卓の10〜11人の小さな店内は、フランス料理の本や可愛らしいランプで、アットホームな空間。
ランチはコースのみで、ワンドリンク制となっています。席につくとまずは飲み物をオーダー。
ソフトドリンクのほか、ワインのどのアルコールもグラスサービスがあります。
水出しのアイスティーをお願いしました。
この日はパッションフルーツなどの夏らしい香りのフレーバードティーでした。紅茶は全て、広島市内の紅茶専門店、リンデンのものを使用されているそうです。
シェフは、西区の名店、水土里で金賞シェフのもとで料理経験をつんでいて、水土里のスタイルを継承しつつ、盛り付けやお料理のラインナップなど、さらにオリジナリティーをブラッシュアップして提供されています。
前菜からお料理がスタート。
まるでデザートのように可愛らしい前菜!一気に心が奪われます♪
何度来ても同じものを提供しないように工夫されていたり、複数人で行くと、それぞれに違うメニューを提供したり、メニューを提案してもらえるなど、食事の楽しみがとにかく豊富!
白い部分はとうもろこしのムース、そこにウニと、コンソメのジュレ。ウニととうもろこしの甘みが口いっぱいに広がって最高の一品です。食材にも、美しいもりつけにも嬉しくなる一品です。
スープはオニオングラタンスープ。修行されていたお店でも人気メニューで、これがとにかく美味しい!玉ねぎをここまで飴色にして甘みを出すのに、どんなに手が掛かっているのかと思うと、幸せな気持ちでいっぱいになります。
チーズもたっぷり!熱々をハフハフしながら、美味しくて息つく暇もなくペロリ。
焼きたてでバターと共に提供されるパン。カリッとフワッと食感です。
この日のメイン料理は太刀魚。自家製で作られているパーツブリックで、春巻きのように包まれています。ソースはズワイガニとサフランと、とっても贅沢!
ドライトマトの旨味もぎゅっと詰まっていて、添えられているお野菜も、しっかりとした味わいのあるリーフで美味しい!
さらに、マッシュルームのカットや、盛り付けのバランスもとにかく美しい!
デザートには桃とフランボワーズのムースやジュレが重なった、目にも楽しいもの。
器のガラス器は元々は花器として使用されていたものを裏返しにして、ソーサーがわりにされています。
夏らしく涼やかなイメージと、酸味のある爽やかなデザート。こちらにホットの紅茶をお願いしました。
紅茶のティーカップもベルナルドでとっても素敵な器たちでした。
ウニやズワイガニなど、贅沢な食材と手間ひまかけたお料理たち。一品づつで計算してみると、近隣ファミリーレストランで同じようなメニューをオーダーするよりもとってもお得に楽しめる、驚きのコスパ!
店内に飾られていた、フランス料理の本は、修行先の金賞シェフからいただいたものだそう。フランス料理の本は需要が少ないため、初版で終了することが多いそう。
オーセンティックな、基礎基本のしっかりとした料理と、受け継がれた人を想う愛情を持って作られているから、美しい盛り付けだけではない、本当の美しさや、美味しさを感じるんだろうなぁ、としみじみ感動。
可愛らしい店内に、喜んでもらうという、大きなコンセプトを忘れない、愛を受け取れるお料理たち。
シェフという職人を感じる素敵なお店です。
アットホーム感もある可愛らしい店内。
デートにも、お友達同士とも、1人でも利用しやすい、ちょっと贅沢をしたいときにぜひ候補にしたいお店です。