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カサオカスケッチ

笠岡湾干拓地から西洋野菜の魅力を発信

タカタハーベスト/陽だまりマルシェ 高田寛子さん

笠岡湾干拓地で高田さんが農業を本格的に始動したのは2020年。兄の酪農をサポートしていたが、新型コロナウイルスの影響で牛の飼育の供給が止まりそうになり、日本の食料自給率の低さに危機感を覚えたのがきっかけだ。

現在は、少量でも栄養価をとれるカリーノケールなどの西洋野菜を中心に栽培している。しかし、農家として高田さんが大事にしているのが「身土不二」という言葉。人の体と土地は一体であり、その土地のものを食べて生活するのが良いという意味で使われる。地域の人に日常の中で必要とされるものを提供したいと、西洋野菜だけでなく定番野菜も手がけている。

高田さんが農業を始めて最初に直面したのが、野菜の販路開拓の難しさ。笠岡市の農政水産課に相談を持ちかけ、同世代の仲間たちが主催する青空市『陽だまりマルシェ』に参加し始めた。マルシェは2月末から場所を移転し、地域の人たちを巻き込みながら活動を拡大している真っ最中。「直売所はお客さんの声を直に聞ける貴重な場所。買い手、売り手を問わず人の輪がどんどん広がって地域の起爆剤になったらうれしい。」と話す。

高田さんの畑では現在、ベルギーエシャロットやバワンメラを試験的に栽培。西洋野菜の魅力を次々と発信する高田さんの活動を、地元野菜をモリモリ食べることで私たちも応援したい。

シェアアトリエ海の校舎

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岡山県笠岡市大島中2553

開放日:毎月第一日曜日 10:00 ~ 15:00
 
駐車場:あり

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